こんばんはASDです。
今日は趣も新たに愛車紹介を一つ。
実は家族に原付二種のバイクを買ってもいいかと打診して、発売されて直ぐ買ったホンダのグロムが家にあります。
実物を前にして家族が言ったのは、「50ccではないやん。」
そうです。125ccなのです。
当初は通勤を前提に購入したのですが、京都時代と違って田舎は通勤の距離が遠いのです。そのせいで走っている間に身体が冷えてしまうので、冬はあまりバイクで通勤できませんでした。そんなこんなしているうちに上司のパワハラでその職場は辞めてしまったのですが・・・。
で、本題に戻ると、グロムはタイで作ったものを日本に逆輸入しています。
実物を初めてバイク屋で見たとき、ドカティのイタリアンレッドのようなカラーリングに胸熱でした。
注文するときも迷わず赤。
実際に自分のものになっても結構満足しています。
それまで乗ったことのあるのは数万キロ走ったカワサキ・KSR-2(2スト80cc)やヤマハDT125(今流行のスクランブラーみたいな古いやつ)、ホンダの名車ハンターカブ110だったので、グロムのスタイリングを見ると走るんじゃないかと変な期待を持ってしまったものです(※2ストは4ストに比べて部品点数が少なく、軽くてパンチのあるエンジン特性です)。
デザインはシャープな感じでぎゅっとつまった塊感のある造形なのですが、残念ながらKSRのような車体の軽さというアドバンテージもグロムにはなく、部品点数の多い4ストでしかもエンジンが横置きなので、デザインとは裏腹に走りませんでした。
遅いです。
サーキット走行の時にお世話になるショップで話をすると、「所詮125だよ。」と言われました。そしておまけの台詞は「ボアアップは邪道。」この二つの言葉に変な闘志を抱いてしまい、私のグロム改造計画がスタートしたのです。
いつかショップの人の度肝を抜くようなグロムにしてやろうという野望が芽生えました。
そしてなぜか始まったのは乗り心地の改善から。
やっと写真の解説に入ります。
上の写真はナイトロンというイギリスのサスペンションメーカーのものを日本で組み直して販売しているものです。掃除する前に写真を撮ったので汚くてすみません。
本当はオーリンズというテッパンのブランドをチョイスしたかったのですが、みんなと同じものは嫌だという天邪鬼とこのナイトロンのあり得ないセンスの色使いが内臓みたいにグロく感じたので採用しました。
でもリザーバータンク付きのグロム用ナイトロンは10万越えとすごく高いので、とりあえずストリート用を選び、ナイトロンにオーダーシートを付けて注文しました。
オーダーシートには自分の体重とかバイクに乗るシチュエーションを書く欄があったのですが、このグロム用は65キロの体重の人用にセッティングしてくれるだけなので、あとは自分のバイクに取りつけて調整でした。
普段行きつけのバイク屋ではなく、セールをやってた店で注文したので、今回も自宅で交換です。
まずはバイクのシートを外して、ガレージの梁を使ってフレームを吊りました。
そしてリヤタイヤを外して、純正ショックをはずそうとするのですが、あり得ない固さで締め込んであります。
おそらくタイの工場ではトルク管理はそこまで厳密ではないのでしょうね。
やっとこさサスを外して、新しいサスと入れ替えです。
カラーやボルトにうすーく錆止めにグリスを塗ります。ねじ山には間違っても塗りませんが。。。
そして規定のトルクで締め込んで、ホイールやチェーンなどを元通りにしたら作業完了です。
まずはノーマルのリバウンドのまま近所を走ります。
おおぉー感動です。
今まで大きな段差を越えないと動かなかった純正品と比べると、ナイトロンは細かなギャップや轍にも吸い付くように反応してくれます。
すごいです。
リアの追従度がすごく上がりました。
みんながバイクのサスを高級品に変える理由がやっと分かりました。
乗り心地が別のバイクに乗ってる見たいに激変するんですから。
でもうれしくなって峠に行ったら、新たな問題が生じてしまったのです・・・・。
リヤの動きの良さにフロントが完全に負けてしまって、ワインディングで切り返すと不通のスポーツバイクでしたらひらひら荷重移動できるのですが、このグロムちゃんはフロントがふにゃふにゃでリアの動きについて来れず、カーブを曲がるたびにストレスが溜まってしまうようになりました。
逆にバイクのトータルバランスを欠いてしまう結果となったようです。
思った通りに曲がれないバイクというものは、バイクの楽しみの半分を失った気がして、その乗りにくさからしばらくグロムから離れてしまう残念な時期を迎えてしまいました。
でもそれもつかの間、フロントカートリッジの自宅交換に踏み切ったのです。。。
次回へ続く。。。
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NITRON ナイトロン リアサスペンションモノショック シリーズ