地震とアスペルガー

大人になって診断が確定したAS当事者の復興の記録

小規模水力発電はじめます。 #02 水車の羽根を作るよ。

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写真はカッティングボード、Pカッター、定規、切り出した塩ビ板です。

梅雨明け間近で気持ちが少しだけ上向いたASDです。

 

小規模水力発電の水車を作ろうとしており、水車の羽根の材料を検討したのですが、室内で誰でもできそうなことをまずはやっておこうと思いました。

そこで羽根の材料を検討したのですが、一番安いのは塩ビ管をパイプソーで切断することです。

※下の写真ののこぎり状のパイプソーは堅い塩ビ管がサクサク切れちゃいます。

 はじめて使ったときはカッターで作業していたのが一瞬で終わるので感動モノでした。


ゼット パイプソー 240
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今回は見た目を涼しげにしたいと思い、厚さ2ミリの塩ビ板を購入しました。

塩ビパイプだとグレーなんですが、塩ビ板は真っ白です。

 

2ミリ厚のもので2000円ちょっとしました。

持って帰るとき、板の両方に傷防止の紙が貼られていて滑るので車に積むまで大変でした。

ゴムの滑り止めが付いている手袋持参すればよかったです。

 

さて、持って帰った塩ビ板ですが、普通のカッターではうまく切れません。

そこで活用するのがP-カッターと呼ばれるプラ板カッターです。


オルファ(OLFA) PカッターL型 205B
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歯の形が特殊で、力をこめると歯がしなるようになっています。

ただはじめて使う人は力の加減が難しいので練習した方がケガしないでしょうね。

 

定規もアクリル定規だと一緒に切っちゃうので、アルミのカッティング定規がいいかもしれませんね。

 

羽根のサイズは今回は80ミリ×60ミリのサイズにしました。

26インチのホイールですともう少し大きくしても良さそうでしたが、水車全体の重量が重くなるので、このサイズで行くことに決めました。

 

今回使うホイールは32個の穴が開いているタイプなので、バランスよく配置するには32の半分の16枚が収まりが良さそうでした。

 

横幅900ミリの板だったので、80ミリ間隔で印をつけ、まずは900×60(ミリ)の板を切り出します。

 

カッターの刃が同じ所を通るように何度も切り込みを入れていきます。

最初が大変ですが、うまくいくとチュルチュルとスパイラル状になって切りくずが出てきますので、うまくいったかどうかの目安になります。

 

それから半分以上切り込みを入れることができたら机の角などに塩ビ板を持って行って板チョコを割るようにパキッと力をかけると、あーら不思議という感じにたやすく割り切ることができます。

ただ割り切ったあとは切り口が鋭利だったりするので、Pカッターの刃の背中部分でしごくように削り取っておくと安心です。

 

あとは長方形の板状に切り出した方を60ミリ間隔で切り出します。

 

もし定規が滑るようなら定規の裏にコルクやゴムなどの滑り止めを貼ったりすると安全です。

 

一列では足りなかったので、900×60の長方形をもう一つ切り出して、なんとか16枚とることができました。途中の写真がないのが玉に瑕です。

 

次の工程はこれに穴を開けてL字金具の金折で止める工程に移ります。

 

道のりは長いです。

小規模水力発電始めます。#01ホイールの組み直し

梅雨明けが待ち遠しいASDです。

 

雨の日って太陽光発電もできないし、再生可能エネルギーって困るよねって声がどこからか聞こえてきそうですが、雨樋からあふれるように落ちていく雨水を見て、やっぱり小規模水力発電よねと心に決めました。

 

何を思ったのか勢いで水車の制作を始めちゃいました。

太陽光発電の自作システムは熊本地震の時に大活躍したのですが、今回は持ち運べるハブダイナモを利用した水車の製作を始めました。

 

材料として用意したのは古い友人でもあり師匠のやっているバイシクルショップで1,000円で譲ってもらったクイックレリーズタイプのハブダイナモと26インチのMTB用リムにそれに付いてたスポークです。

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ハブダイナモには種類があるのですが、ホイールのスポーク数の他にもママチャリ用のナットで止めるタイプかスポーツ用のクイックレリーズ式かに分かれます。

またスポークの数が多いモノで36穴か32穴に分かれます。

そして電源を接続する端子が3種類ぐらいあり、私が譲ってもらったのはE型と呼ばれる特殊な形状のカプラーでした。

 

もうかなりくたびれているホイールですが、モノタロウなどで完組のハブダイナモのホイールを買うと6,000円はするので、コンセプト的にも廃品利用がいいですね。

 

イメージとしては誰もが見て自転車のホイールだと分かるように原型を崩さない形で考えました。

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まずはスポークを止めているアルミニップル(和訳すると乳首)を外して、リムだけの状態に分解。

それから卓上ボール盤で水車の羽根を取りつける穴を開けました。

5mmのボルトが使えるように鉄鋼ドリルで開けています。

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そんでもって1回ばらしたので組み直しです。

アルミニップルは強度的に不安があるので、普通の星スポークなどのニップルに交換しました。

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数年ぶりにホイールを手組みするので、感覚を忘れていましたが、バイトで何本も組んでいるので、32穴のこのホイールは間を4本取りにすれば組めるのを身体が思い出してからはすんなり組めました。

ちなみに下の写真は間違えて組んでてなかなかうまくいかなかったときのやつです。

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初日はホイールの組み直しで終わりです。

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身体が覚えてるというかテンションゲージとか使ったことがないので、振れ取り台とセンターゲージだけで組んでいます。

途中で組み方を思い出すのに時間がかかったので、写真の色味で分かるように夕方になってしまいました。

グロム・カスタム バックプレッシャーバルブは効果大です!


T-REV φ9
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梅雨の豪雨でバイクに乗れない日が続くASDです。

先日から気になっていたバックプレッシャーバルブをグロムに取りつけてみました。

バックプレッシャーバルブは別名内圧コントロールバルブとも呼ばれており、各社から発売されています。

バイクで有名なT-REVのはグロム用の9mmパイで26,000円(税別)ほどする高額商品です。

 T-REVαシステム販売 寺本自動車商会(外部リンク)

あとNAGとかAELLAとかありますね。

※NAGのドカ用はこんなんです。


NAG racing service 可変減圧型内圧コントローラー「Superb」
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※アエラはこんな感じ。これもドカ用。


AELLA 内圧コントロールバルブ EVO2
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お金があったら中が木管楽器のリードのようなものが複数で構成されているT-REVを取りつけたいのですが、もちろんそんな金額は私には出せません。

ヤフオクで物色して3,000円で入札できるやつを見つけました。

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ウィールズウィンのものも安かったのですが、プラスチック製で分解できない仕様でしたので、もし乳化したオイルが溜まったら嫌だなと思い、パスしました。

※ウィールズウィンのはこんなやつです。

GROM用ハイパーバルブ(WirusWin)
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KTMのものはパイプ径が大きいのでグロムに取りつけるにはホース類にジョイントを噛ますなど小加工が必要で見た目が美しくないのでパス。

ただし工作機械でKTMのものを加工してグロム等のミニバイクに取りつけられるようにした商品も出品されていました。私的には削った分の強度不足が心配だったのでパスしたのですが、十分使えるモノだと思います。

 

他には日産のオプションパーツでも見かけたのですが、車用だとミニバイクに比べて生じる圧力が違いすぎるので除外しました。多分リッターバイクなら大丈夫ではないでしょうか?

※日産のはこれです。


NISSAN(ニッサン)純正 チェックバルブ
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安いやつの中でも今回落札した商品は金属製で分解できるようになっており、シムの枚数を変えることで圧の微調整ができるようになっていました。でも私が買ったのはシムが必ずつけておいて下さいという1枚だけですので、調整はできません。

おそらくサーキット走行するXR用などだとエンジン側とエアクリ側に合計2個つけるので、そういう方はシムを購入するのかなと思います。間違ってたらごめんなさい。

 

で、本題の取付ですが、親切にこのバルブはエンジン側が黒く塗ってあります。

向きを間違えちゃうと圧がエンジン内部にかかりすぎて故障の原因となるので、この気配りはとてもありがたいです。

 

グロムのエンジンとエアクリーナーをつなぐホースはエアクリ側から辿っていくとすぐ分かります。

銀色の円筒形のパーツの下部分でエンジンにつながっています。

ここにバックプレッシャーバルブを取りつけるのですが、注意書きに水平か90度もしくはそれに近い状態で取りつけて下さいとありましたので、ホースが斜めに起きている部分に取りつけてみました。角度的には60度ぐらいでしょうか?

 T-REVも同じような取付位置と角度でした。

 

ホースの切断はよく切れるモノだったら何でもいいのですが、切断面はきれいにしておきたいので家にあったホースカッターを使いました。


ミニホースカッター
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そして切断する量はバックプレッシャーバルブの太い部分の長さだけ切断します。

 

切断が終わったらシリコンスプレーを吹いてバルブをホースに挿入します。

 

今回はインシュロックで止めましたが、ホースバンドが再利用できるし、ホースへの攻撃性が少ないので買い物に出かけるときに交換する予定です。


ホースクランプ 9.4φ 2個入り
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実際にやってみたら取付は10分ほどでできました。でも夜なので写真が汚いです。そのうち差しかえます。

 

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そして試乗してみます。

 

グロムにバックプレッシャーバルブをつけたメリットは・・・

1.アイドリングの振動が激減した!

私的にうれしかった効果は2点あります。

うちのグロムはハイカムやサブコン入れたりいろいろいじっているせいかアイドリングでのエンジンの振動がすごくて、信号待ちではブレーキを握っていないとブルンブルンとお前はV2のアメリカンかというぐらい激しく揺れてたんですが、それがなくなりました!

 

 2.エンジンブレーキがマイルドになった!

そしてみんなが感じるエンジンブレーキがかなり軽減されました!

いつもだと4速でもアクセル戻しちゃうとエンブレがかかるので、巡航スピードを維持するのにスロットル開け気味で少し手首が疲れていました。

でもこのバルブを入れたらアクセルを戻したときのいやーな閉塞感がなくなってアクセルワークがスムーズになります。運転が少しうまくなったように錯覚するというと大げさでしょうか?KTM用のバルブを買ってリッターバイクにも付けようと思いました。

 

ただうちのグロムはスロットルも15%増しのハイスロ入れて、エアクリーナーも社外品なので、ノーマル状態がよくわかりません(汗)。

 

燃費に関してはまだ分かりませんが、しばらく様子を見てみようと思います。

最近だとハイオク入れて郊外で55km/lぐらいです。

ちなみにエンジン周りはサブコンとヨシムラのハイカム、イリジウムプラグに強化プラグコード、エアクリーナーといった小改造ですのでご参考になるかどうか。。。

 

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最近日に当たる時間が少なくてモチベーションが上げられないASDでした。