写真はカッティングボード、Pカッター、定規、切り出した塩ビ板です。
梅雨明け間近で気持ちが少しだけ上向いたASDです。
小規模水力発電の水車を作ろうとしており、水車の羽根の材料を検討したのですが、室内で誰でもできそうなことをまずはやっておこうと思いました。
そこで羽根の材料を検討したのですが、一番安いのは塩ビ管をパイプソーで切断することです。
※下の写真ののこぎり状のパイプソーは堅い塩ビ管がサクサク切れちゃいます。
はじめて使ったときはカッターで作業していたのが一瞬で終わるので感動モノでした。
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今回は見た目を涼しげにしたいと思い、厚さ2ミリの塩ビ板を購入しました。
塩ビパイプだとグレーなんですが、塩ビ板は真っ白です。
2ミリ厚のもので2000円ちょっとしました。
持って帰るとき、板の両方に傷防止の紙が貼られていて滑るので車に積むまで大変でした。
ゴムの滑り止めが付いている手袋持参すればよかったです。
さて、持って帰った塩ビ板ですが、普通のカッターではうまく切れません。
そこで活用するのがP-カッターと呼ばれるプラ板カッターです。
歯の形が特殊で、力をこめると歯がしなるようになっています。
ただはじめて使う人は力の加減が難しいので練習した方がケガしないでしょうね。
定規もアクリル定規だと一緒に切っちゃうので、アルミのカッティング定規がいいかもしれませんね。
羽根のサイズは今回は80ミリ×60ミリのサイズにしました。
26インチのホイールですともう少し大きくしても良さそうでしたが、水車全体の重量が重くなるので、このサイズで行くことに決めました。
今回使うホイールは32個の穴が開いているタイプなので、バランスよく配置するには32の半分の16枚が収まりが良さそうでした。
横幅900ミリの板だったので、80ミリ間隔で印をつけ、まずは900×60(ミリ)の板を切り出します。
カッターの刃が同じ所を通るように何度も切り込みを入れていきます。
最初が大変ですが、うまくいくとチュルチュルとスパイラル状になって切りくずが出てきますので、うまくいったかどうかの目安になります。
それから半分以上切り込みを入れることができたら机の角などに塩ビ板を持って行って板チョコを割るようにパキッと力をかけると、あーら不思議という感じにたやすく割り切ることができます。
ただ割り切ったあとは切り口が鋭利だったりするので、Pカッターの刃の背中部分でしごくように削り取っておくと安心です。
あとは長方形の板状に切り出した方を60ミリ間隔で切り出します。
もし定規が滑るようなら定規の裏にコルクやゴムなどの滑り止めを貼ったりすると安全です。
一列では足りなかったので、900×60の長方形をもう一つ切り出して、なんとか16枚とることができました。途中の写真がないのが玉に瑕です。
次の工程はこれに穴を開けてL字金具の金折で止める工程に移ります。
道のりは長いです。