地震とアスペルガー

大人になって診断が確定したAS当事者の復興の記録

YAMAHA YB125SPのインプレとおすすめパーツなど

f:id:AspergerSyndrome:20170704115742j:plain(出典:株式会社アトラス 輸入バイク・輸入バイク用品・バイクパーツ・福祉用具 )


久しぶりの更新です。

 

YAMAHAのYB125SPに乗る機会がありまして、これから購入を考えている方向けに感じたことを記録しておきます。

 

このちっこいSR400みたいなデザインは昔のジャパニーズアメリカンのようなSR125よりも、よりSRらしいデザインになっています。

残念なのはキックスタートがないことですが、YBRのが取りつけられるという情報もあります。

 

もう生産中止なのか日本に入ってこないという話ですが、このバイクはそもそも中国ヤマハで生産されており、逆輸入となっています。

まるでタイホンダで作るグロムみたいなもんですね。

 

またがった感じは素直な直立姿勢で足つきも良好です。

 

メッキパーツが多用されており、外見はとても18万円の車両には見えません。

最初に笑ったのがナンバープレートを取りつけるステイが大陸仕様で穴の位置が日本と違ったこと!

まあそこはドリルで穴を開ければすむんですけどね。

 

エンジンは空冷の縦置きの単気筒で、フィンなどの造形もきちんと作られています。

リアキャリアやセンタースタンドが標準装備なのが素敵です。

そしておまけにギヤインジケーターやタコメーターが付いていました。

ライトはオン・ポジション・オフと切り替えもできて、なかなか親切です。

ミラーもしょぼいデザインではなく、よくできています。

 


台湾ユアサ YB5L-B 互換 バッテリー

電装系が残念ながらよくわからないメーカーのバッテリー(YB5L-B相当品)でしたが、そのうち変えることになるでしょう。プラグまでは見ていません。

エンジンオイルが1.2リットルが規定量となっているので、1リットル缶では心許ないかも。買うなら4リットル缶で常備するか、たまにしか乗らない人は量り売りしてくれるショップで買えた方が良さそうです。

あとは収納スペースやヘルメットホルダーがないので、必要な方は汎用のヘルメットホルダーやボックスつけるのもありですね。


CGC 21114 ヘルメットホルダー 【汎用】

きちんとしたショップで整備してもらっても、納車の時にスプロケの精度かノンシールチェーンのせいか、チェーンの張りが均等にならないところがあると伺っていましたが、最初の50キロぐらいでもうチェーンが伸びてしまいました。

これは10、12、17,19角のレンチがあれば調整できるので、さっそく張りを調整し直しました。


RK EXCEL シールチェーン GP シルバー GP428MR-U 120L

他のメーカーのスプロケがあるかはまだ確認していませんが、チェーンはRKとかDIDのシールチェーンにしたらかなり変わるでしょうね。(YBは118なのでカットして使わないとダメですね。)

 

あとはアクセルワイヤーもすぐ伸びたので、遊びを調整しました。

シュラウドやカウルがないので整備性はかなり良好です。

 


IRC[井上ゴム] NF20 [2.75-18]

タイヤはなかなか見かけなくなったチューブタイヤですが、国産のIRCにラインナップがあったので、消耗したら変えればいいと思います(※上のアフィリンクはフロント用です)。

納車時に付いていたのはチェンシンタイヤでした。


IRC[井上ゴム] NR21 [3.50-16]

ほんでもって、リアもタイヤが細い(※上記アフィリンク参照)ので、普通のスポーツバイクに比べたらグリップしないと思うのですが、このバイクを選ぶ人はスポーツ志向ではないと思うので、無茶な乗り方をしなければ大丈夫だと思います。

 

このYB125はキャブレター車なので、エンジンかけるときはチョークを引いてかけます。

それでチョークを戻し忘れることがないように。

あとはガソリンコックが付いているので、家に帰ったらコックをオフの位置に。

そうしないとガソリンがあふれることがあります。

こういう儀式的な事って現代のバイクでは味わうことができなかったので、新鮮ですね。

650ccのシングルエンジンのキックスタートに比べたら、たいしたことないと思うので、ぜひキックスタートをつけたいところです。

 

ネットでよく見かけるトラブルはステップのゴムがすぐ劣化すること。

バイク屋さんを見て回ったときもゴムが大抵破れて変形してました。

中国からの輸入になるので、消耗品は時間がかかるみたいです。

 

あとブログでみかけた臭いがくさいという話ですが、輸入されてくるときに入っているガソリンの劣化防止剤は納車整備の時にまず抜いてから作業して、新鮮なガソリンを入れると全くそんな臭いはしませんでした。

 

ただ一点びっくりしたのがフロントのディスクブレーキが最近のバイクと比べたら全く効きません。

グロムもブレーキがきかないので、キャリパー以外はあちこち変えましたが、YBは握った感触がエアを噛んでいるのではないかと思うぐらい自転車チックで、ぐにゅーっと握り込まないと効きませんでした。

これもパッド変えたりローター変えてフルードも入れ替えたら増しになるでしょう。

それとギヤチェンジがワンダウンで2速以降はアップです。
つまり普通のスポーツバイクと一緒です。
が、しかし、シフトペダルがカブみたいな感じで、1速はペダルの前部分を踏んで、Nから2~5速はペダルの後ろをかかとで踏みます。
シーソーペダルなんですね。
教習所出て初めてこのバイクだと間違えそうです。
でも普通のシフトペダルのようにペダルの下に足をくぐらせようとしても、足は入らないので慣れれば大丈夫かな?
あとはギヤチェンジの時は足の位置をステップより内側にすることかな?

いじるところがあんまり無いくらい端正なデザインです。
グラマラスなタンクがあるので、航続距離も長そうですし、ニーグリップできるので、初心者にもやさしいかも。


オープンエンドマフラー (ウイルズウィン)

強いていえばマフラーを社外品にして、エアクリーナーをいじるぐらいかな?
YB125だとヴェスラのブレーキシューとかありそうなので、制動力アップもいいかもしれません。

ミニSRとしてカスタムしてはいかがでしょうか?
なかなかいいバイクですよ。

レストランバス熊本に乗って、食べてみた。想像を超える満足度だった。

レストランバスのツアー体験記

今日はレストランバス阿蘇のモニター企画で、普段より短いコースに参加しませんかという案内をいただきまして、時間がちょうど空いていたので人生初のレストランバスに乗車してきました。

集合場所に到着すると、テレビやあそ望の郷で見たことのあるバスが静かなエンジン音とともに待っていました。


イケメンスタッフの案内で、二階の席へ。



今日は一人で参加されていた方と相席です。
まずはアスペな私の超苦手な名刺交換。
でもこのようなレストランバスに乗ろうという方とは自然と話も弾んで打ち解けます。


集合場所まで車で来てたので、ウェルカムドリンク代わりのノンアルコールビールで乾杯しつつ、最初のメインディッシュのあか牛のハンバーグをいただきます。

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上には菜の花やほうれん草のような葉物野菜のソテーと採れたてのたけのこが添えられています。

旬のお野菜を新しい食べ方で頂けるだけで、テンションが上りました。

たけのこも丁寧な下ごしらえでエグみも全く無く、ハンバーグのソースとも絶妙にマッチしていました。

ワインの香りが強かったりすると、子どもが食べられないお料理になってしまいがちですが、今日のあか牛のハンバーグはおいしかった!子どもと一緒に来ても楽しめるお料理でした。

 

 

美味しさに風景を楽しむ気持ちをどっかに忘れたまま、バスは次の目的地に向かいます。

そこはアスパラ農家さんのハウスの近く。

バスを降りててくてく歩いてハウスまで行きます。
この歩くという行為が、自分が主体的にツアーに参加している気分にもつながり、少し歩くことで身体もほぐれ、食欲も湧いてきちゃうのが思わぬ効果でした。

ハウスの中も見学させてもらい、ここでしか聞けないアスパラの男と女の不思議な話を聞いて、しばし質問タイムです。

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アスパラハウスは地震の被害はなかったそうですが、その後の阿蘇中岳の噴火による火山灰でビニールがパリパリに変質し、すべて張替えを余儀なくされたそうです。

 

 

そんなハウスの中で見つけた可愛いアスパラの花に別れをつげて、次の目的地の明神池の遊水地へ。

阿蘇にはたくさんの遊水地があるけれど、白川水源ではないところがツボです。

 

 

このバスのコンセプトは原産地のすぐ側まで行けること。
どこの地域にもたくさんの特産品があると思うのですが、それぞれに物語があります。
そんな特産品の誕生秘話を伺ったり、生産者と直接お話した跡に食べると、お料理の良さは何倍もおいしく感じられました。

 

 

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今日は訪れた農家さんが育てたアスパラのソテーと阿蘇山のお米を使ったリゾットのおにぎり風です。
アスパラにかかっているソースには隠し味に柚子胡椒が入っているそうなんですが、感覚過敏の私が食べても刺激は抑えられていて、美味です。

またこのアスパラの太いこと!
食べごたえもあるのですが、どこをかじっても柔らかく、野菜なのにお肉みたいにジューシィです。

そしておにぎり風のリゾットも玉ねぎの甘味とバターの風味がすごくいい!
アスパラの風味を味わいながらリゾットをほおばると、お口の中は口福って感じでした。

いやー、満足度がかなり高いです。

 

 

移動途中の車窓に映る景色を眺めながら、ツアーガイドさんの絶妙なトークを聞くことができます。


今日感じたのはJRの豪華列車「ななつ星」とこのバスの違い。

このバスはただ乗車してお料理を楽しむだけでなく、実際に産地を訪れることができ、さっき見た食材をすてきな方法で料理され、おいしく食することができます。

今日は雨でオープンデッキにはなりませんでしたが、その土地の空気を味わいながら風景を楽しみ、料理を楽しみ、人との出会いを楽しむ。
予想の斜め上を遥かに超える充実したツアーでした。


そして明神池で休憩の後はデザートを味わいながら、帰路につきます。

阿蘇はいつの間にかいちごが名産になっていて、白いいちごまで開発する高校があるぐらいなのですが、今日のデザートはアイスクリームにいちごと地元で醸造された醤油を使ったソースがかかった最中風です。

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これもやっぱりみたらし団子などの和菓子好きにはたまらない美味しさでした。

いやー、正直こんなにすごいとは思ってませんでした。
バスに乗って、その時のメンバーとの出会いを楽しみ、産地を訪ね、生産者の話に耳を傾け、料理に舌鼓を打つ。
これ、機会があったらぜひ乗ってほしいです。

料理だけをいただくより何倍も楽しいし、面白いです。
一人で参加したけど、コミュ障の私でさえ楽しかったです。


これから6月まで県内各地でツアーが開催される予定ですが、いろんな地域でこの取組が普及したらまだまだ熊本の面白さが再発見できるんじゃないかと思いました。
多分私が書くよりも、乗ってもらったらこの凄さが分かってもらえると思います。

お料理好きならなおさら楽しいです。

今日ご一緒した皆さん、どうもありがとうございました!

レストランバスについては以下のリンクが参考になりますよ。
http://travel.willer.co.jp/restaurantbus/

ビギナー向け自転車フレーム素材についての思い出

最近調べ物をしているとクロスバイクロードバイクの記事にヒットしますが、大して自転車に乗ってない人がまとめとか作ってるので、少しでもましな情報をと思いこれを書いてます。

 

昔に比べたら、自転車メーカーはあちこちで倒産・企業買収などが発生し、台湾なくしてはもうスポーツバイクは製造できないレベルになってきています。

 

そんな中で自分に合う自転車を探すときにどこに注目するか?

 

競技をやらない人はみんな色とか見た目で選ぶんだろうけど、フレームの特性を気にして欲しいですね。

 

クロモリ

クロモリは鉄にクロムモリブデンが添加されたクロームモリブテン鋼の略称です。ちなみに安いルック車に使われているのはハイテン鋼と呼ばれるものです。

クロモリはカーボン素材などに比べたら安価ですが、素材を強く薄くしてあるおかげで、フレームにしなりが発生します。

だから鉄パイプの塊のように見えるけれども、乗っていると微妙な振動などを吸収してくれるので(設計にもよるけど)疲れにくいメリットがあります。


国産で採寸して作ってくれるパナソニックのフレームはいいんですが、いかんせん人気がなくて、今はロードしかPOSシステムの販売ないですよね。

最近だと個人輸入が簡単にできるので、WiggleなどでChargeやKonaなど海外ブランドのを購入するのもありだと思います。

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出典元:Wiggle日本 Charge Cooker0(2017model)
タンゲのクロモリフレームです!
ちなみに丹下は日本のメーカーだったんですが、買収されちゃいました。



アルミニウム
そして素人受けするキャノンデールなどのMTBで見かけるアルミはこれまた素材の作り方にもよるけど、溶かしたアルミを型に流し込むタイプと溶接するタイプがあります。

 

それぞれのメリット・デメリットは別の機会に書くけど、アルミは軽いフレームを安価に作れます。
ただし製造プロセスの品質によってはドッペル○○で発生したように乗車中にフレームにクラックが入り、事故につながることもあります。

このクラックは防ぎようがないけれど、金属疲労やヘッドパーツの無理な組み付けなどいろんな要因があります。

 

一番いいのはマウンテンルック車のように見た目だけのMTBロードバイクもどきを買わないことですね。

キャノンデールがまだアメリカで企画製造されていた頃にM2000というリジットフレームに乗って、XCレースに参加していました。
もちろんフロントサスがまだ後付けだった頃なので、フロントはみんなRoxShockかマニトウのサスに換装してることが多かったという90年代の話だけど、当時のキャノンデールのアルミフレームは堅くて、疲れてくるとペダルが踏めなくなったのが記憶にあります。

昔のトレックは商品名に6000とか7000とか入ってて、それがアルミの材質の種類と同じ番号だったので、フレーム選びの参考になりました。ちなみに6000番の方が柔らかかったかな?

なんせキャノンデールのアルミは堅かったので、微妙な路面からの衝撃が身体に返ってくるから、レースの序盤はいいけど、中盤過ぎるとヘロヘロになることが多かったかな。


アルミは比較的予算がなくても買えるグレードのバイクがあるので、フレームの素性を上位機種と比べて同じであれば、最初は安いのを買って後からパーツをグレードアップしていくのもおもしろいですよ。



出典元:楽天市場ライドオン:GT SENSOR EXPERT AL(アルミフレーム)


カーボン
そして最近だとカーボンなんだけど、カーボンって結構堅いです。

加工の必要があってヤスリで削ってみましたが硬くてなかなか加工できませんでした。


さすがにダウンヒルで岩に激突とかしたら壊れやすいだろうけど、普通に使っている分には簡単に穴を開けたりはできません。


しかもカーボンフレームも作り方がいろいろあって、品質が悪かったりハズレをひくと、クラック入ることもあります。


ただしカーボンフレームはやはり軽いし、適度なしなりもあるので、疲労度が変わるから、お金に余裕があったら乗ってみるといいと思います。

国産だったらアンカー。海外だったら今ならワールドカップでの入賞率の高いスペシャライズドのS-worksなんてどうでしょうか?
ヨーロッパだとBMCが作ってるMTBフレームもありますね。



出典元:サイクルパラダイス楽天市場店 スペシャライズド S-works

 

チタンフレーム
非常に堅い材質なので、薄く作ることができます。ロードバイクだったらまたまたパナソニックにチタンのフルオーダーフレームがあるんですが、こっちも社名のせいか人気がないです。

クロモリと同じように薄く作ることができれば、しなりを持ったフレームが作れるので、一昔前のチタンフレームのように堅すぎて疲れるというのはなくなってきています。

 

また金属疲労もアルミに比べたらないので、長い目で見たらコスパ高いです。とはいえ絶対壊れないというものではないので、圧入などの組み付けは気をつけて下さい。

お金に余裕があればだけど、ライトスピードなんていかがですか?

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写真出典元:タキザワサイクル(群馬県) LITESPEED ah:wi(アーウィ)



こうやって書いてると自分も欲しくなってしまいます。やばいやばい。

すごい中途半端な投稿になってしまいましたが、少しずつ書き足していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。