地震とアスペルガー

大人になって診断が確定したAS当事者の復興の記録

障がい者枠で雇用されたところは絶望の家だった。

障がい者枠で働いていたASDです。

今の職場で働く前は小さなNPO法人の運営する福祉施設で働いていました。

障がい者枠での採用で、人生で初めての障がい者施設。

自分と同じ悩みを抱えている人のためになればと思っていたのですが、一般常識が通用しないすごい職場でした。

 

3年経つ前に辞めるきっかけがありました。

私の前に入っていた先輩職員は既に二人辞めていました。

二人とも3年持ちませんでした。

一人は縁故採用で入っていたのですが、社会人一年目で職場のいじめに遭い、社会人としての経験が浅い若者でした。

彼を教育するべき立場の上司は誰もいなくて、ただ与えられた作業をこなすだけ。

彼もどうしたらいいのか尋ねることができる上司がいませんでした。

そのうちお局さんたちがdisる対象にしてしまい、最後は転職先を決めてから、退職していきました。

もう一人は少し独特な方だったのですが、やはり考え方の相違でお局さんたちと意見が合わず、退職していきました。

彼らがいなくなると変わりのスタッフが入ってくるわけですが、手取りが10万円ぐらいのNPOに喜んで就職しようとする有能な人物はなかなかいません。

一人採用が決まった奴がいたんですが、採用通知を送っても、出社一日目に出勤してこなくて、家まで問いただしに言ったら、他に就職決めましたという、一般常識のかけらもない奴でした。

 

そんなこんなで人手不足もあり、業務量が膨大になったために知らず知らずストレスがかかっていました。

 

当時の私の業務量は以下のような感じです。

月~木(週4日)10~16時(5時間/日)で週20時間勤務

  1. 給与計算ソフトの毎月の入力準備
  2. 施設の新聞発行(Adobe InDesign
  3. 農作業(トラクターの運転・管理機での耕耘・草刈り機での除草作業など)
  4. 助成金の申請
  5. ウェブサイトの更新・保守(WordPress
  6. 販促物の作成・各種印刷(Adobe Illustrator)
  7. 用務員的仕事(利用者の自転車修理・自動車のメンテナンス・蛍光灯の交換など各種修理・補修)
  8. 対外活動(渉外:賛助会員・企業の獲得、イベント協賛のお願い)
  9. 地域活動支援センターの業務
  10. 障がい者家族会の活動
  11. 学習会の企画・開催
  12. 利用者さんの見守り
  13. 乗馬教室の企画運営
  14. 法人の決算書作成・日々の会計
  15. インフラ整備(コピー機やLANなど)
  16. パソコン教室の講師
  17. コンピュータの保守(スタッフ用・利用者さん用)

あまりにも多岐に渡っており、週20時間で終わるはずもなく、残業が続いていました。

そしてデスクワークの時間が長時間に及んだので、肩こりや腰痛などに絶えず苦労していました。

 

退職後の今では肩こりや腰痛も再発せず、環境が悪かったんだなと、他の職場に移ってから、初めて気がつきました。

 

これから私がどのような目に遭い、どのように乗り越えてきたのかをこのブログでお伝えしたいと思います。同じような被害者を出さないために、ハローワークでは解決出来ませんでしたので、現在労働局と交渉中です。

 

※こんな腰痛対策グッズを常にあさっていました。
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