相方の車は平成14年式で走行距離15万キロオーバーのマーチ。
エアコンは冷媒を入れ替えたけれども、この酷暑の中では冷えなさすぎて辛い。おそらくコンプレッサーの圧縮不足。
おまけにトランクは固着していて、座席側から緊急用のレバーでしか開けられない。
運転席のドアもアクチュエーターの劣化か、ドアロック解除してもロックがかかったまま。しかたなく助手席側から開けている。
いよいよこの車もだめかな。
というよりもこの猛暑の中でエアコンが効かないのは、非人道的ですらある。
というわけでクロスビーや新型ジムニーに試乗に行くんだけど、僕のイチオシのジムニーは却下され、よくある普通車に乗り換えることになった。
それで下取り査定をしてもらったが査定0円。
それならば廃車するのを自分でやってみようと思い、解体屋に持ち込んでみた。
全国各地に解体屋は大手から怪しいところまであるが、私の住んでいる県ではARホシヤマが最大手。
地元の自動車整備工場へも廃車になった車をスクラップとして引き上げにきているのをよく見かけた。
またこのARホシヤマは中古部品や中古タイヤを販売しているので、田舎の車いじりが好きな親父がパーツを買いに来ることも。
相場はまちまちなんだけど、中古パーツはそれなりにニーズがあるらしく、ヤフオクに出店しているのも見かけた。
で、相方の車の廃車手続きなんで委任状とかも一応準備して、出かけた。
街はずれにある本社社屋へ車で乗り付けて、邪魔にならないところに駐車して、事務所へ。
受付のスタッフの方に廃車したいんですけどという旨を伝えると、おかけになってお待ちくださいとのこと。
ソファで中古タイヤの価格を確認しながら、車検証を渡す。
それと相方の車はナンバーを取りつけているボルトがいいやつなので、外してもらうようにお願いした。
すると、作業スタッフの方が車を移動して、ナンバーを取り外しにかかった。
封緘してあるリアのナンバー外しも自分でやってみたかったのだが、場内写真撮影禁止だったのでスタッフに任せることにした。
そしたらなかなか取れなかったらしく、根元のパーツごとナンバーを外して持ってきてくれた。最後にラジオペンチなどを駆使して外してくれたが、ナンバーはバキバキに曲がっていた。
そうこうしているうちに車の買取の書類も準備できたようで、私の身分証を提示して、スクラップとしてのお金をいただく。1400ccの車で17K円いただいた。
排気量によって価格が変わるみたいだ。
事前に電話で問い合わせていた額と同じだったので、明朗会計なんだろうな。
でもウェブサイトには明記されていなかった。
委任状はいらなかった。
こんなに簡単に廃車できていいのか少々不安になった。
この足で永久抹消手続きをしに陸運支局へ行こうと思ったが、解体日が確定しないと永久抹消できないとのことを説明された。
うーん、もう一回手続きに時間がかかるのか。
面倒くさいなと思ったが、乗りかかった船なので、最後まで自分でやってみようと思う。
あとは永久抹消すると自動車税が還付され、自賠責保険も解約返戻金が戻ってくるので、合計いくらになるか楽しみである。
ただ、こういう手続きは平日しかできないので、有休使ってやるのは高所得層には無駄だろう。私みたいな下流は一日休んででもやった方がお得な場合があることが分かった。
時間がない方は以下のような業者がやはり便利なんだろうな。
最後になるが、帰りの足がないと解体屋から家まで帰れない。
今回は新しく購入した車屋まで歩いていって、相方の新しい車で帰った。
エアコンが効く車は素晴らしい。