みんカラを参考にやろうと思っていましたが、Dラーで手順書をいただいたので、誰にでもできるようにアップしたいと思います。いつもの通り自己責任でお願い致します。
ボンネットを開ける。
エンジンカバーを外す。
エンジンカバーの取り付けステイを外す(SF型フォレなど一部の車種はベルトカバーを外す)※必要10mmソケット。
それから外側のベルトを外すために、テンションを調整して固定するロックボルトを緩めます(※外してしまわないように)。
テンション調整用の上部のボルト(スライダーボルト)12mmをひたすら緩めます。
そうするとオルタネーターの固定が外れ、フリーになって動くようになります。
もし固着していたらWD40などを使いつつ、揺すっていると動くようになると思います。
オルタネーターが一番下側まで動いたらベルトはユルユルになっているのでスルッと外れるはずです。
次に奥のベルトを外します。
こちらはアイドラプーリーが奥にあって、それがテンションを調整していますので、まずはアイドラプーリーの固定ナット(ロックナット)を緩めて、プーリーが動かせるようにします。
この時ラジエターがあるので、結構狭くて大きいラチェットは入りませんので、工夫してくださいね。普通のメガネレンチ12−14で緩めると問題なく外れます。
どうしても外れない方はアイドラプーリーを固定しているステイのボルトを2本外せば楽勝なのですが、なぜが私のSG型はネジのメス側のネジ山がなめかけていたので、以前整備した方の技術が不安です。
アイドラプーリーが緩くなったら、アイドラプーリーを上下させるスライダーボルトがありますので、ひたすら緩めてください。そしたらベルトは余裕で外せます。
純正品版は73323AC011 三ツ星のリブスターだと4PK895です。このPKの前の数字がベルトの山数を表しています。こっちのベルトは思いっきり切れてました。
青いつなぎは知り合いにいただいた自動車整備工場用のお古です。
純正品版は809218450だけど、同等品だと5PK882です。
あとは新品のベルトを組み付けるのですが、片方が4山で、もう1つが5山のベルトです。間違えてしまうと絶対できないんですが、作業中にギャラリーがいたので、集中できなくてひたすら短い方を長い方にかけていて苦戦しました。
ギャラリーがいなくなったらすぐ間違いに気づいて、問題なく取り付け出来ました。
あとはアイドラプーリーのスライダーボルトを回してテンションを掛けていって、ちょうどよいところで固定ナット(ロックナット)を締め込みます。
締付けトルクの既定値はロックナットが23Nmなのですが、トルクレンチが入るような隙間はないので、手の感覚でかんばります。
そして手前側のベルトを掛けてこちらはスライダーボルトを回してテンションをかけ、最後にロックボルトを締めて固定します。
こちらの締め付けトルクはロックボルトが25Nm、スライダーボルトが8Nmです。
両方取り付けが完了したら、最終的なベルトの張り具合を確認します。
確認場所は両方のベルトがV字状になっているところです。
少し手で押して凹むかなーというぐらいでOKだと思います。
手順書によるとパワステベルトか新品取付時が7-9mmの遊び。点検時で9-11mm、エアコンベルトか新品取付時が7.5-8.5mmの遊び。点検時で9-10mmだそうです。
緩いとエンジンかけてすぐにベルト鳴きします。
中途半端に緩いと最初に鳴いても、熱でゴムが馴染んだら鳴かなくなるので、最初が肝心だと工場長に教えていただきました。
あとはエンジンかけて確認して、問題がなければもとに戻して終了です。
無駄な労力を使ってしまいましたが、きちんと手順通りにやればSSTもいらないし、ミラジーノよりも簡単でした。
あとはベルトにオイル等が付着しないように気をつけてくださいね。
なおモノタロウで純正部品番号検索をかけると無印とLがつく品番の2種類表示されますが、三ツ星ベルトに問い合わせたらLがつくほうがグレードが高いと説明されました。
ミラジーノのベルトにはシールが付いてなかったけど、今度のやつは交換時期を知らせるシールが付いてたので、あとで貼ろうと思います。
ちなみに交換時期は35000キロで交換と書いてありました。
今回は思いっきりベルトが切れてたので、交換してよかったです。
Dラーだと部品の納期が怪しかったので、モノタロウ&DIYでしたが、結果的に12000円ほどの作業が2000円弱で済みました。
今回は初見での作業だったので、時間がかかりすぎて腰が痛くなってしまいましたが、次は30分かからないでできそうです。
そんなに大した工具もいらないので、自分で変えると車への愛着が増しますよ!
インプレッサ、フォレスターのEJ20エンジンの方の参考になりますように!