運動会のシーズンです。
Macを使っていた頃はFinalCutProやFinalCutExpressというとても便利なビデオ編集ソフトがあったので、トラブルシューティングについては何も考えずにビデオ編集できていました。
でも自作派になってからはWinとMacのアプリケーションソフトを両方そろえるのにお金がかかりすぎるので、次第にWinオンリーになりました。
Windowsでのビデオ編集はPower Directorなどが有名ですが、Adobe製品になれているので、Premiereを使っています。PremiereProの初期の頃はほんとにまともに動いてくれなくて、PremiereProが標準で付属してくるバイオを買ったのに、フリーズしたり落ちることが多々ありました。
一時期AMDのAthlonで組んだ時なんて、Intelじゃないと言うだけで起動すらしませんでした。
そんなトラブル続きだったので、しばらく動画編集に興味を持てなかったのですが、子どもが生まれてから、自分のためというよりも離れて暮らしている祖父母に孫の様子を知らせてあげるためにとPremiereElementsを購入したのが今日のブログの本題です。
Windows10に対応しているのはPremiereElements14から。
うちにあった13では起動してもすぐ落ちちゃいました。
仕方がないのでネットで乗り換え版を購入します。
乗り換え版というのは自社製・他社製問わずビデオ編集ソフトをお持ちの方が購入できるという、まるでシェア獲得のためにあるかのような販売方法です。
それもダウンロード版じゃなくてパッケージ版の方が安いという謎使用でした。
Adobe Premiere Elements 15|乗換え・アップグレード版
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そしてやっと到着したパッケージ版をデスクトップにインストール。実はこれ1.7GBもありました。
そして先日の運動会も無事終わり、パートナーが撮影した手ぶれ補正が役に立っていないようなビデオデータをパソコンに取り込んで、いよいよ編集開始です。
マシンパワーはCOREi7、GTX1060OC、メモリ32GB、OS用SSDとデータ用SSDという組み合わせなので、サクサク動きました。
使い方を思い出すと、簡単なテロップを入れた祖父母用に簡単に編集したものをDVDに焼いてみました。この日は無事に何事もなかったかのように一連の作業を終えることができました。
そして翌日。
できあがったDVDをチェックしたらテロップに誤りがあることに気づきました。
修正をかけようとパソコンを立ち上げプレミアを起動します。
そしてテロップの内容を修正してDVDに再度書きだしをしようとすると、トランスコードエラーになってしまいます。
あわててネットで検索をかけても、大した情報を得られません。
個人ユーザーのフォーラムでは搭載メモリのせいだったり、DVDのメディアのせいだったり。トランスコードエラーについて私が欲している情報には出会えませんでした。
途方に暮れてAdobeのサポートを眺めているとこんなページがありました。
外部メディア書き出しのトラブル対処方法(Windows 版 Premiere Elements 14)
そこで気を取り直して該当のページに書いてあることを一つ一つ検証してみました。
1.必要システム構成の確認
もちろん前日は動いていましたし、スペック的にも問題ありません。
2.プロジェクトのファイルサイズ
片面1層でPremiereElementsでは標準で2時間以内という縛りがありますが、これも大丈夫でした。
3.タイムラインのレンダリング
編集画面でレンダリングしてみたら無事できました。
4.ファイルへの書き出し
ディスクではなくAVIなどのファイルとして書き出しを試してみると、トランスコードエラーを吐かずに書き出しに成功しました。
この辺からトラブルの原因に近づいていきます。アプリに問題があればファイルへの書き出しも失敗しそうですが、AVIでは成功しました。ただしISOイメージでは失敗が続いています。
そこでシステム周りのエラーチェックに入ります。
5.空のディスクを使用
もちろんこんなことは分かってます。
6.ディスクおよび書き込みドライブの互換性
私は大丈夫でしたが、DVD-RWを選んだりするとややこしいので、おつかいのメディアを確認してくださいね。
7.スタートアップ項目とサービスを無効にします
Windows10だと「ファイル名指定して実行」で「msconfig」からいけますね。
詳しくは以下のリンクをご参照ください。
我が家では問題が再現してしまったので、スタートアップ項目を元に戻して、引き続きトラブルシューティングです。
8.DVDを書き込む光学ドライブのファームウェアをアップデート
うちのは古いパイオニアのドライブだったのでファームウェアはアプデ済みでした。
9.ビデオカードドライバーのアップデート
これもNVIDIAのサイトでチェック済みでした。
10.使用しない書き込みドライブを取りはずします
以前はDVD焼きに光学ドライブを2個入れてましたが、今はそんなことしていないので、該当しません。
11.ISO イメージへ書き出し
失敗したので、次にいきます。
12.Premiere Elements を管理者実行で起動します
プログラムファイルから右クリックで管理者で起動!もちろんやりましたがダメでした。
13.問題が解決しない場合
Adobeのサポートデータベースをチェックしろとだけ書いてあります。
http://www.adobe.com/go/support_faq_jp
もしくはそこで見つからない場合はユーザーフォーラムで探せとも。
https://forums.adobe.com/community/international_forums/japanese/premiere_elements
気力をふりしぼってサポートDBでトランスコードエラーで検索します。
すると少し古いですが、トランスコードエラーについて記述してあるページを発見しました。
DVD 作成時のエラーやフリーズのトラブルシューティング (Premiere Elements)
そこでさっきまでやった方法の続きのトラブルシューティングを始めました。
14.IMAPI CD 作成サービスを無効にします
Windows10でのやり方がすぐに分からなかったので省略してしまいました。
15.DVD の Autoplay を無効にします
念のためすべての自動再生をオフにしました。
16.他のアプリケーションで DVD の作成を行います
以前ファイルに書き出し成功したものを書き込みソフトで焼いてみたら無事成功しました。どうやらDVDドライブの問題ではなさそうです。
17.他のすべての DVD アプリケーションを終了します
ウイルス対策ソフトも一時停止して、必要最低限の項目だけ起動させてやってみましたが、ダメでした。
18.レジストリ内の DVD ドライバリストをリフレッシュします
めんどうでしたがレジストリをいじって、再度チャレンジしましたが、今度はドライブが見つからなくなりましたので、元に戻しました。
19.スタートアップとサービスを無効にして再インストールします
単純に再インストールではなかったので面倒ですが、言われたとおりにやりました。
そんでもってもう一度インストールし直しました。
そしたら治ったんです!
昔作成したファイルも無事に開いて焼くことができました!
いやー道のりが長かった。
どこが問題だったのかは言葉で説明することが今回はできませんが、トランスコードエラーのトラブルに陥ったときには再インストールで解決できました!
今回はかなり疲れました。。。
Macに戻りたくなってきました。