地震とアスペルガー

大人になって診断が確定したAS当事者の復興の記録

光に対する感覚過敏ついて

私はまぶしいものや発光しているものが苦手でした。

 

知らず知らずのうちに自己防衛して今日まで過ごしてきました。

 

まだ情報が少なかった1980年代。

サングラスをかけると、周りの景色が見やすくなったのは衝撃的でした。

でも中学生で、いつもサングラスをするわけにもいかず、子どものお小遣いで買えるものはしれているので、恩恵にあずかることはありませんでした。

 

1990年代。

大学生になって、少し余裕が出てきてから、オークレーのMフレームというサングラスをしていました。今でこそスポーツ選手がかけてメジャーなサングラスですが、当時のオークレーは工作精度が甘く、壊れやすかった印象があります。

 

その頃からいろんなサングラスを試しているのですが、オークレー、レイバン、眼鏡研究社、ルディプロジェクト、ブリコなどいろんなメーカーのやつを使ってきました。

 

今気に入ってるのはブリコのインナーレンズ(度付)の装着できるタイプです。オレンジ色っぽいカラーのレンズは周りの景色のコントラストをあげてくれるので、運転が楽になりました。

何しろ、太陽に向かって走る時や、他車のライトのまぶしさ、メッキパーツの金属的な光りがつらいです。

あとはサングラス自体が軽いって言うのも重要ですね。

 

サングラスとは関係ないですが、学生時代に1人暮らしをはじめたとき、オーディオやAV機器(ビデオデッキなど)の液晶画面や電源ランプの光が、夜の睡眠を妨げていました。そこで黒いテープを何枚か重ねて貼ることで対応していました。

 

あと窓から入ってくる月の明かりなども苦手で、写真用の暗幕をカーテン代わりにしていました。

 

当時は精神的な病気という診断もなく、神経質なんだなあと自分では思っていましたが、感覚過敏の症状だったんですね。

思い返せば、パートナーと一緒に眠ると、余り気にならなかった記憶があります。

一人だとどうしても神経が過敏になってしまうようです。

 

光に関する感覚過敏は当人ではないと分かりづらいものなので、お金の許す範囲で工夫していくしかないと思います。