来月3日は理容師・美容師を目指す人たちの国家試験(筆記)の開催日です。
日にちも押し迫った昨日、友人から電話とメッセンジャーとに連絡があり、時間がある時に連絡くださいとのこと。
一体どんなトラブルかと思って電話したら、この筆記試験の水溶液の計算問題がどうしても解けないとの相談でした。
そこでよく出る問題3パターンをわかりやすく解説してみました。
他の受験生の方にも参考になれば幸いです。
最後の今日はパターン3を解説します。
10%の逆性石けんを希釈して0.1%逆性石けん水溶液3リットルを調整する場合、必要な水の量は次のどれか。
(1)3300ml
(2)3030ml
(3)2970ml
(4)2700ml
先ず問題文から元になるのは10%の逆性石けんだと分かるので、10を②に記入します。
できあがりの濃度は問題文より0.1%だと分かるので、0.1を①に記入します。
すると③は10 ÷ 0.1 = 100と求められます。
分からない人は大きい方の数字で小さい方を割ると覚えてください。
できあがりの水溶液の量は問題文より3リットルと分かっているので、リットルをミリリットルに直して、3000と⑤に記入します。
次に③と同じ④の式を立てます。
できあがりの水溶液の量÷使用する薬剤の量なので、3000 ÷ ⑥ = 100という式が立てられます。
あとはこの式を変形するだけです。
3000 ÷ ⑥ = 100
両辺に⑥をかけて、100 × ⑥ = 3000
両辺を100で割って、⑥=30と求められます。
使用する薬剤の量が分かったので、できあがりの水溶液の量から薬剤の量を引くと必要な水の量が分かります。
3000 - 30 = 2970
よって答えは(3)となります。
では皆さん本番がんばってくださいね!